地域看護とは、地域で生活するすべての人々の健康と暮らしを支える看護のことです。赤ちゃんから高齢者まで、あらゆるライフステージにある人々が、住み慣れた地域でその人らしく健やかに暮らせるよう、保健・医療・福祉など多職種と連携しながら支援を行います。
少子高齢化や地域格差、災害対応、孤立・孤独といった多様な課題に向き合う今、地域看護の重要性はますます高まっています。人と人とのつながりを大切にしながら、地域そのものの力を引き出す看護実践が求められています。
私たちの教室では、こうした地域看護の理念を実践に結びつけられる人材を育てることを大切にしています。
地域で暮らす人々の健康と生活を支える
“地域看護の専門職”
保健師は、疾病の予防、健康の保持増進、生活環境の調整などを担い、地域の健康課題に対して他職種と連携しながら包括的に取り組む役割を果たしています。病気の治療を目的とした支援ではなく、病気を未然に防ぐことや、健康な生活を続けられるよう支援することを中心とした看護活動を行います。
現代社会は、少子高齢化や生活習慣病、孤立・貧困、災害など、地域の健康課題が多様化・複雑化しています。地域の声に耳を傾け、科学的な視点と人への思いやりをもって、課題解決に向けた支援を実践できる保健師が求められています。
京都府立医科大学 地域看護学領域では、このような地域看護の担い手として、自ら考え、行動し、地域とともに歩む保健師の育成を大切にしています。